A-1「BLUE IMELDA」
A-2「明日も彼はチェロを弾く」へ
お寄せいただいた感想
【天野 天(テンサン オーナー 元生徒)】
音楽は時間の芸術だと佐野先生に教えてもらってから世界のすべての事がそうなんじゃないかって気がしている。
ご飯を食べたりお酒を飲む時間も大切な人と出かける時間も、誰もが時間に魔法をかける芸術家になれる。
だから僕はお仕事をしていても芸術家でいられるのだ。しかし今の僕は音楽の魔法がかけれない!しまった!
でもご安心ください、素晴らしいCDがここに。
日常の魔法使い、佐野先生の魔法を聴こう。これでみんなも時間の芸術家。
【上野 真宏(ジェリーフィッシュ・プロダクションズ代表 )】
『佐野 篤』の音楽は ゆったりと聴ける
ボーダーレスなダンスミュージックだ
独特の浮遊感があって
まるでそれは
筋肉のなかの宇宙
心地よい緊張と
全身の弛緩
いつのまにかリラックスして
心のマッサージを受けたかのよう
ただぼんやりしているだけで
音符のない隙間からも
メロディーやビートが湧出し
皮膚で自然に感じるようになる
とにかく先入観を持たずに水族館で泳ぐ魚を眺めるように聴けばよい
ダイジョウブ
決して怖くない
やわらかく
あたたかい
息もできる
目も開けられる
恥ずかしくない
かっこいいステップもスイングもいらない
ほらもう
勝手に体は動き始め
泳ぎだしているのに
気づくはずだから
【梅津 和時(Sax、Cl 奏者)】
佐野篤君の音楽は間違いなく映画音楽だ。
音を聴いていると目の前に様々な映像と物語が浮かび上がって来る。
そして彼は天才だ。1人で何でもやってしまう。
でもそれは彼が器用だとかという話とはちょっと違う。
彼が演奏する多重録音はそれぞれの音が別々な個性で共鳴し合っている。
グルーブ、ハーモニー、音色。
そしてそれぞれの楽器を演奏する人格が全てこの音楽を心から愛している。
私もその中の1人になりたいものだと嫉妬する。
【s-ken(ミュージシャン&プロデューサー)】
慌ただしく情報の嵐にさらされ休む間もない友よ!
佐野篤のチェロの中で暮らしてみませんか?
音の魔術師が喜怒哀楽の末にたどり着いた天国がそこにある。
陽だまりにじっとまどろむ気持ちよさ、風のまにまに漂よう気持ちよさ。
【扇田 裕太郎(シンガーソングライター、ギタリスト、プロデューサー)】
日本が誇る天才ロック音楽家・佐野篤がついに待望のソロ作品集をリリースしました。
オーガニックでありながらも緻密に創造されたこの音楽は世代、国境、人種を越えて多くの人のハートに届くのではないかと思いました。
この世界をさらに楽しむためにわざわざ手作りのオイル万華鏡を買ってしまいました(笑)佐野篤を知る僕らからすれば当然の最高傑作。
佐野篤やKINGを初めて知る人にとっては、人生の価値観が少し変わるような音楽体験になるかもしれません。
そんな静かな驚きを想像しながらニヤリとウィスキーを口に含ませ、万華鏡を覗き込む。
【太田 惠資(バイオリン弾き)】
「ほうら言わんこっちゃない、涙が止まんないじゃないかぁ」
【カルメン・マキ(歌うたい)】
低空から滑るように臨む大海原をくぐり抜けるとゴーギャンのタヒチ、もしくは極彩色の蝶が輪になって廻るアマゾンの河流か。
そのうちわさわさと舐めるように耳元をくすぐる歌声が聞こえてくるのだが、次に現れるのはタイダイ染めのTシャツを着た男で
転がりながら唄っているかと思うと、ふいに中近東の黄ばんで乾いた古い街の路地に迷い込んだジプシーを追い駆けはじめたりする。
そうして束の間の旅の終わりが近づくとついに男は独りだけの絶対の安堵が約束された場所を見つけるのだ。いつもそこに在って最も身近な小宇宙を。
佐野篤の極私小説でありながら、その音に浸った者は彼と一緒に旅に出て夢を分かち合うことになるだろう。
いい夢を見させてもらいました。
【工藤 昭太郎(音楽喫茶モジョ)】
独り旅先で絶景に遭遇しても言葉に置き換えて伝えることができないもどかしさ。
同じような感じを佐野さんのステージを始めて観た時に思いました。
太鼓を叩きながらハンドルシェーカーを咥えて頭を振る獣のような人ですが、だからこそむき出しの優しさを実直に音で表現する事ができるのでしょう。
数少ない天才的な芸術家だと思います。
【佐藤 つかさ(一般人)】
第一弾『Blue Imelda』& 第二弾『 明日も彼はチェロを弾く』のCDを聴いて。。。
どこか聞き覚えのあるようなノリの良いリズムで進んでいく哀愁漂うギター楽曲からスタート、メロディーもいい、独特の世界観の歌詞もいい!!
なんと言っても佐野篤さんの声もいいのです!!
全体的には、心地よい音楽であり癒される音楽である。曲によって、過去に見てきた風景がふっと浮かんできた。ポップで聴きやすい作品である。
私が佐野篤さんを知ったのは、S-ken&Hot bonbonsのベースでした。
今回のCD4枚で佐野篤ワールドを一人でも多くの方々に知ってほしいです。
初めて視聴する方へ、今回CD4枚が順番に発売されますので、1枚目から順番に聴いていただきたいです。
楽器がうまく組み合わさって全体としての厚みを出しています。
佐野篤さんは、ベース、ギター、バイオリン、チェロを含めて、多くの楽器を演奏されますが、これも佐野篤さんの魅力でもあります。
これからの寒い夜に佐野篤さんのCDを聴いて、ほっこりしてくださいね。
心に沁みる曲がいっぱいありますよ。
第一弾『Blue Imelda』は、佐野篤さん一人で作り上げた作品。
3曲目♬わさわさ♬がお薦めです。第二弾『 明日も彼はチェロを弾く』は、ゲストをむかえて作り上げた作品です。
3曲目♬明日も彼はチェロを弾く♬がお薦めです。
佐野篤さんのライブ活動も期待しましょう!!
【多田 暁(音楽家)】
音に喜び、音に怒り、音を哀しみ、音を楽しみ。そんな旅を繰り返し、繰り返し。
挙げ句の果てに愛と憎しみの境界を越え、辿り着いた、まるでオアシス。
ロマンチストでありながら彼の奏でる音たちには圧倒的なリアリティーが存在し、
決してお伽話で終わらない。
照れ屋な本人に代わって敢えて言おう。
いいから黙って聴けよ!
【多田 葉子(ミュージシャン)】
佐野篤さんのソロ作品集を聴いた。
篤さんの、ステージでの集中した佇まいや、音を紡ぐ指先の職人のような動き、ふだんの和らいだ笑顔、穏やかな口調などが、ふわーっと立ち上がってくる。
チェロもパーカッションもリコーダーも、どれもが篤さんの「血肉」なんだから、そりゃあ、そうか。
篤さんがやってきた部屋は、いつもよりもゆったりした空気に満たされて、私もそれで、ちょっと休憩して、いつもより丁寧に珈琲を淹れてみようかな、と思うのだ。
【ナカイ(酒場FUKUSUKE )】
『曲名は覚えていない』馴染みの音楽
ソレは私の心に染み込んでいるのだ
仕込み中、佐野さんの曲を歌ってみる
時にはデタラメな歌詞をつけてみたり…
【ナカガワ 暢(イラストレーター)】
だだだだだーっと、思いっきり!の全力疾走で走りたい。
とおもえば、一歩一歩をびっくりするくらいの時間をかけて
ゆっくりとゆっくりと歩きたい。
この音楽を聴いていると、ずっと昔は持っていたはずの、
でも、ずいぶんと忘れていたような、そんな気持ちを思い出しました。
【中島 太意(えかき)】
「佐野篤さんのレコードをききながら」
彼は歌っている、霧の中だ。クリーム色の濃密な霧の中に置いて行かれた。
隙間のないサウンドがなめらかにぼくを撫でている。
永遠のその先のず~と先、意識が途切れるようで途切れない。
2.7mm厚のベニヤをカッターでパターンを切っている作業をやっている。
ず~っと佐野さんの曲が寄り添っている。
ベニヤが切れるというのは,刃が動いている時に切れる。
時に刃がベニヤ板に食い込んで動かなくなる時がある。
力をいくら入れたところで動かないんだから切れないよ。
ライクアローリングストーン
自然の原理というものを解っているようだけど、なかなか解っちゃいないな~。
街の角に来て、白い壁からひょいと首をだして角の先を眺めた。
はてしく続く永遠の、はてしなく続いているのを見た。
その永遠の道の途中に仏陀がいた。
螺髪(らほつ)をカツラのように取り外してあせをぬぐった。
「そうだよ、ぼくは聖人なんかじゃないんだよ。誰がそう言ったんだい……」
さがしものをしている彼だった。
3万年ものさがしものをする彼に出会った。
わさ~わさ~と、騒いだ後に、手をつないで歩く君のことに気がついた。
3万年の昔 宇宙の話 それどころじゃないんだね …………
さがしものをしているのに、彼は別に焦りもせず、いらついてもいない。
ぼくを見て、薄い笑いをうかべた。
永遠に見つかりっこない、さがしものだもん……って。
【中田 正己(所沢AIRSCAFEオーナー元ホルモンズ)】
「気がつくと大草原で一人バイクに股がっていた。そして母を探して疾走する。
暫くして目覚めると男は母親の子宮の中で眠っていた。」
楽器演奏もさることながら膨大な想像をかき立てられます。
佐野篤の世界!聞いてみるべきです。
【村上 洋一(珈琲もくれん )】
BLUE IMELDAとの旅
あるいは佐野篤さんとの旅
ある日、佐野篤さんに誘われて旅に出ました
初めて会うのにとても聞き覚えのある
とてもやさしい声で誘ってくれるのです
懐かしい未来へと旅をしようと誘ってくれます
ふたりで行くヒトリタビの様でもあり 程よい距離でそばに居て ぬくもりのある独りというものをその音でツクッテクレル
佐野篤さんの音はそういうのだなぁと思います
【山田 久美子(西永福駅前 山田歯科)】
初めて聴いたときに何故だか涙が出そうになりました。目の前にパァッと景色がうかんできて。
懐かしい気がするのに見たことのない風景。ここはどこなんだろう…。
聴く度に景色が変わっていくような気がするのはいつか自分が帰りたい場所を探しているのかな。
心に沁みる曲をありがとうございます。
【T.Yoshioka(Café Beulmans )】
人の温もり、優しさ、悲しみ、孤独。人と人、人と場所、人と時間。佐野篤さんが紡ぐサウンドは人肌の質感と体温を感じます。
生きている事の素晴らしさ、苦しさが、彼の長い経験で得てきた独自のサウンドで表現されています。
一部を除き、全ての楽器を彼一人による演奏で多重録音されており、
純度の高い「佐野篤」成分がレイヤード(重層)され、
年輪を重ねた無垢な樹木の塊の様に、
彼独自の温かく重厚なサウンドに感じる作品に仕上がっています。
個人的には雨の日、窓の外を眺めながら一人で聴きたいアルバムです。
【吉田 達二(下北沢ライブ居酒屋lown)】
佐野さんの音楽は個人的であると同時に非常に普遍的なテーマを感じさせてくれる。
バランスのとれた美しいメロディの積み重なり。
僕個人としてはヘッドホン等で聴きたい
(もちろん最近の若者たちはイヤホン専門の様な気もするが?)。
寂しさや孤独感を両手で包み込み、ほのかな温もりを与えてくれる。
その内、次第に身体が動き出し陶酔と共にあの世?へと連れて行ってくれる。
大変なstory展開だ。
【和田 高広(ライトアンドプレイス湿板写真館)】
こんなに純粋「ピュア」なままで年を重ねるってことに驚きです。
大人になって忘れてしまった事、幼少の頃、些細な事でも感動してた頃の気持ち、心地よい空気感みたいな音楽。
長い年月が経って演奏も粗削りではなく、完成された純粋というのかな??
【渡邊 文昭(郡山PEAK ACTION)】
ソロ作品集発売おめでとうございます。
音楽学校で佐野氏と出会い、KINGさんの吉祥寺ライブで『BLUE IMELDA』を聴いた時の衝撃は忘れることが出来ません。
やがて自分のお店を持ち、憧れ続けたその音が其処で流れる日が来ようとは。授かったご縁に心より感謝致します。
佐野氏の広大な宇宙がふんだんに詰まった作品。
ああなんて美しいんだろう、と感動が止まらずにいます。
佐野さん、本当にありがとうございます。
【渡辺 亮(パーカッショニスト)】
佐野篤さんの音楽には、いつも過去と未来が一緒にいる。
アフリカの太鼓だって、ヨーロッパの縦笛だって、一緒にいる。
チェロとエレクトリック・ベースを抱えて大陸横断特急列車に乗っているんだ。
こんなに想っていることを、優しい音楽にできる人はそうはいない。
そして、私たちの心は、その優しさと出会い、感じて、今を生きていけるのだ。
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